Rp.シリーズ第25回目です。
このシリーズは日常業務の中で遭遇した処方内容を症例提示ささていただき、
後程私見を述べさせていただくスタイルで投稿しています。
2026年も始まったばかり、、、と思っていたらあっという間に年度末。
在庫の圧縮に追われる月になってしまいましたね(今月が決算月の組織限定)。
今回は病院薬剤師の方のシチュエーションでの症例提示です。
ですが、薬局薬剤師の方でも同様の質問は十分あり得ますので
遺憾なく実力を発揮してください。
症例提示:
以下のような状況の当院入院中の患者さんの主治医から質問を受けました。
症例: 72歳 男性、身長169cm、体重70kg
既往歴: 高血圧、高脂血症、MSSAによる全脊椎周囲膿瘍・脊椎炎・両膝化膿性関節炎
腎・肝機能: 正常範囲内
アレルギー歴: 注射用セファゾリンナトリウム(CEZ)にて発疹の既往あり
現病歴:
前医にて上記感染症(MSSAによる全脊椎周囲膿瘍・脊椎炎・両膝化膿性関節炎)に対し、
セファレキシン(CEX)カプセル 8カプセル4× 毎食後寝る前(または6hr毎)
の内服にて長期治療中であり、現在までアレルギー症状を認めていない。
今回、リハビリによるADL向上を目的に当院へ転院した。
背景:
前医での治療継続を想定しているが、
現在セファレキシンおよびセファクロルの流通が不安定であり、
当院での在庫確保も困難である。
また、退院後の治療継続を考えると
入院中も注射薬より内服薬での治療を優先したい。
これらをふまえ、ADL改善後の退院時に向けて、
代替となる経口抗菌薬への切り替えが必要である。
医師からの質問:
「MSSAによる全脊椎周囲膿瘍・脊椎炎・両膝化膿性関節炎でセファレキシンを
長期継続投与したいが入手困難とのこと。
今後の外来管理を見据え、本症例に対して推奨される経口抗菌薬を、
その選定理由とともに提案してください。」
それではぜひご高察をお聞かせください!
(著者の私見は概ね一週間後に会員限定ブログで公開予定です)